心療科・心療内科の主な病気と治療

パニック障害

パニック障害とは

パニック障害

動悸、呼吸困難、過呼吸、胸が苦しい感覚、発汗、めまい、ふるえ、冷や汗など自律神経系が興奮したパニック発作の形で現れることが多いと思います。身体がそのような状態になるため、死んでしまうのではないかという恐怖が起きることも多くあります。
このような現象は、うつ病などの他の精神疾患に合併することも多く、必ずしも、心理的なことだけで起きるとは限らないようです。特に、心血管系の疾患や、甲状腺・副甲状腺・副腎などの内分泌疾患でも同じような状態が生じることがあります。

診断と治療

全般的な問診をして症状を確認します。例えば、ちょっとした風邪をひいているとか、眠れなくなっているというように、身体的に弱っている状態にある時に生じやすいことが多いため、身体的な負荷が軽減するような方向に治療を進めます。業務の負荷軽減、睡眠の確保などです。うつ病の所見を認めれば、うつ病の治療に入ります。身体疾患の可能性がないとは言えない疾患であるため、内科などの専門的な身体科への受診も提案します。

薬物療法

主に、SSRIと言われている薬物を用います。このような薬物によって、気分に変調を生じる可能性や焦燥感の高い状態にある場合には、気分調整薬を用いることもあります。また、不安が激しい場合には、抗精神病薬を用いることもあり、入院加療を視野に入れることもあります。
パニックが生じた時にすぐに救急で受け入れてもらえることが安心感に繋がることも多くあるようです。場合によっては、重篤な不安発作が起きる疾患ですので、そのような想いは当然のことであろうと考えます。また、発作時に身体的な状態を診ていただくことも必要である場合もあります。
当院は、救急の受け入れをしておりませんので、ご注意ください。

薬物療法パニックという状態に至るため、なかなか、ご自分の状態を理解することが困難になります。
一般的に、ご自分の状態全体を理解されている方のほうが、治療の有効性は高くなります。例えば、どんな時にその状態になりやすいのかなどの理解が進めば、危険な状態を避けることも可能になります。そのような目的で、カウンセリングや心理療法をお勧めすることもあります。当院の場合には、ルーセントメンタルヘルスマネジメントをご紹介いたします。

パニック障害とリワークセンター

リワークセンターそのものには、パニック障害を改善させる機能は、残念ながらありません。しかし、そのような状態で休業をされるに至ったが、十分に改善して安定していることがすでに確認されている場合、実際に職場に行く前に、毎日、決まったところで作業をできるかどうか、職場よりも負荷の低い状況の中で試していただくためにご利用くださる方もいらっしゃいます。